【教育コンサルサービス】会社とフリーランスの違いとは

例が少ないお仕事ですので、私が目指し掲げている「フリーの教育コンサル」について、しっかり理解いただくためにこの記事を書きました。

教育の相談をしようと思うと、一般的にはテーマごとにサービスが用意されています。受験は塾、留学は留学斡旋エージェント、発達であれば保健所や病院などが例です。

ではそのような会社や施設や機関と、私のようなフリーランス教育コンサルタントの違いはどこにあるのでしょうか。

これは、私がお仕事をするうえでの「お約束」でもあります。

違い① ソリューションありきではない

私の教育コンサルサービスは、ソリューションありきではありません。

2017年に教育産業に転職してすぐに、私は教育や育児や親子関係の相談を受けることが好きで得意だということに気が付きました。しかし同時に、会社に属しながら相談を受けることの限界も感じました。

会社のサービスや商品でお客さまに喜んでもらえることもありますが、必ずしもそのお客さまにとってベストな提案ではないときもあります。しかし会社に属する以上、会社で取り扱っているソリューションしか提案ができないことに歯がゆさを感じていました。

独立を機に、私はどこにも属さないからこそできるアドバイスができるようになりました。今はかつてのご相談内容に限らず、家庭教師や塾選び、家庭教育や課外活動、子育てや離乳食など、「子ども」「教育」「親子」に関することは垣根なく相談を承ることができます。

それができるのも、これまで築いてきた経験や人脈を通じて、お客さまの必要に応じて適材適所のパートナー企業をご紹介しているからです。

違い②:他社との金銭的なつながりがない

サービスや学校を紹介することによって、紹介料が支払われるなど、お客さまの見えないところでお金が動くことがビジネスの世界ではよくあります(コミッションと呼ばれます)。それ自体は、特におかしなことではありません。

私はそうしたお金の動きが個人的に苦手だったので、独立してからは一切行っておりません。
※教育コンサルサービスにおいては直接報酬のみですが、このウェブサイトではアフィリエイトや広告を掲載しております。

私の教育コンサルサービスでは相談や調査報告を主に利用いただく場合が多いです。その一環で、純粋にお客さまにとって役に立つ可能性が高いサービスや商品等をご紹介することがあります。お客さまが実際に購入・利用されるかどうかは、お客さま自身で決めることです。

私が教育コンサルサービスでご紹介したものについて、私が決断をお手伝いすることがあっても、私は紹介先の企業や学校から一円もいただくことはありません。

違い③:どこまでサポートをするか、はお客さまと決める

どのタイミングで、どこまでのサポートが必要か(Need)、希望しているか(Want)、はお客さまごとに違うと考えています。

ところが会社等が提供するサービスには、少なからず業務フローやメニューがある程度定型化されています。また一般的なオペレーションでは、お客さまあたりにかかる時間と労力は必要最低限に留められたほうが、より低コストでより多くのお客さまのお役に立てるので良しとされます。

それは事業経営や業務フローの考えとして間違いではありません。しかし非常に残念なことに、私の性格には合わないんです。

たとえば、もう少し時間をかけたらよりよい仕事ができるのに、組織が適正とみなすところで切り上げないといけなかったり。逆に、組織のための業務に時間をとられてしまったり。目的を最短で達成するよりも、とにかく目の前の親子の話を聞くことが大事だったり。

職場に働きかけて、仕組みを変えれば改善できることもあるでしょう。それも、より大きなことを成し遂げるためのチームの一員として大事な役割とスキルです。しかしそれをやっている間にも目の前の子どもはどんどん成長していく。状況が変わっていく。私はその組織変革にかける時間や労力さえ、できることならお客さまのサポート(か自分の家族の時間)に使いたいのが本音です。

独立した今は、お客さまの数をぐっと絞ることでフルカスタムサービスができるようになり、私もお客さまも満足度が上がりました。二人三脚のように、ペースを合わせてやらせていただいています。

違い④:フリーランスにはできないこともある

それでもやっぱり、会社という組織にできて、個人にはできないこともたくさんあります。

たとえば多くの情報収集と管理、多数の人員による業務分担、資金力、知名度、信頼度などは、個人では限界があります。

私が別のお客さまの対応をしている間、お返事をお待たせしてしまうようなこともあるかもしれません。かっこいいオフィスやパンフレットもありません。ワンストップサービスではありません。

会社のような組織にしか提供できないサービスをご希望の場合は、個人コンサルタントをお勧めしません。