【経験談】インターナショナルスクール小学校に通ったメリット5つ

インターナショナルスクール
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日本でインターナショナルスクールに7年通った純ジャパの私が、改めてインターのよかった点について書きたいと思います。

このブログでよく読まれている私のインター体験談記事は、約2年前に書きました。

それ以降もインターを取り上げた記事は書いてきましたが、「よかった点」だけに特化した記事はまだ書いていませんでした。(読者さんからのメッセージでこのことに気づきました。)

今回、インター出身の知り合いや両親の合計8名に聞きとりをしました。すると皆さんだいたい似たような点を挙げていて、インターのメリットは5つに集約されました。この記事は、私だけの意見ではなくこの8名の意見も含まれていること、お知りおきください。

また始めにお断りしておきますが、あくまで過去の当事者の意見ですし、個人差・時代差・学校差もありますので、良い点も悪い点もこれが即お子さまに適用されるとは限らないです。

ちなみにこの記事で取り上げているインターは、私が通っていたインターのように、幼稚園から高校まであるようなインターを指しています。プリスクールだけのインターにはあまり該当しません。

さらにいうと、海外のインターにも一部適用される点もありますが、主に日本国内のインターをイメージして書いておりますので、その点ご了承ください。

語学力を得られた

では早速はじめます。

メリットその1

インターに通うことで、居住国や家庭内では得られない水準での第二言語を獲得できた

日本にいる方からすると、言わずもがなかもしれません。

例えば私のように、日本語だけの家庭に生まれ育ち、日本に住みながらも、主な指導言語が英語の学校に行くことで、日本の公立校に通うよりも英語力が身についた、ということです。

確かに、私は大人になった今でも日本語も英語もできます。

インターのあとにアメリカ留学もしているので、今残っている英語力のどの程度がインターに由来するのかはわかりません。

でも現地に行ってからESLは不要でしたし、ほかの多くの留学生よりも英語ができている感覚はありました。なので本留学の準備として、インターの意義は感じました。

本帰国してから15年経った今の本音を言うと、やはり英語を使う機会が減っているので瞬発力はすごく落ちました。でもテクノロジーとコミュ力で補いながらなんとか仕事や交流に使えています。

今から海外で住む!となっても、英語圏であれば本州から他の島に引っ越す心理的ハードルとあまり変わりません。

さらにあえていうと、このメリットは居住国や家庭の言語や文化知識を犠牲にするというデメリットと表裏一体です。

要するに、居住国言語や家庭言語は自然に身につくには限度があるし、学校の言語を生活言語として定着させるためにも相当の努力が必要です。

たとえば、私の知り合いに在フランスのインターナショナルスクール(指導言語は英語)に2年間通っていたアメリカ人(成人)がいます。この方の場合は、もとから英語話者なので私とはインター通学の動機が違いますが。

その方は小学生の頃に2年フランスに住んでいましたが、現地語(フランス語)は身につかなかったそうです。

私もインターの学校期間中は日本語の国語を個人指導塾で補習していましたし、逆に夏休み中は英語を忘れないようにサマースクールに行っていました。デメリットを最小限に抑えられるように努力していました。

>>参考:大学に入るまで私が書ける漢字は小3レベル留まりだった話

就職に有利

メリットその2

インターに通ったおかげで今の仕事がある

例えば、英語などの語学ができることが有利な業界や職種のことです。あるいは英語圏で就職するのにも役立つかもしれません。

このメリットを実感できるとしたら、インター卒業後に就職や転職をするときです。

私のかつての同級生で、日本国外で働いているのは半分くらいです。国籍にもよりますが、結婚する以外に海外で働き続けるにはなにかしらの技能や経歴かコネが必要ですので、インター卒というだけでは厳しいです。

インター出身の知り合いのなかには、海外で働きたいからインターに通っている子もいました。その子は日本出身の日本人で、今日本で働いています。今後もそのままとは言い切れませんが。

国内であってもニュースや論文、教材など多彩な情報を英語で仕入れられるので、タイムラグや訳者によるバイアスを減らせて、どんな業界や職種においてもインプットや交流、スキルアップに役立っています。これには、私も恩恵を受けています。

逆に、日本語に自信がないから応募ハードルが高い業界・職種もあります。メリットはデメリットと表裏一体です。

いずれにせよ語学力だけでは食べていけないので、それを使ってしたい仕事があることが大事です。

個人的には、私の子どもが大人になる頃にはテクノロジーの進歩と普及が進んで語学の壁はほぼ無くなっているのではと思っています。

>>参考:バイリンガル両親の「英語に媚びない」教育方針

多様な価値観を受容できるようになった

メリットその3

インターに通ったことで、国・地域・人種・宗教・民族に関係なく人付き合いする体験ができ、多様な価値観が受容できるようになった

インターに通った知り合いも、私の両親もこれを言っていました。

たしかに、私のインター時代の担任はフィリピン人、アメリカ人、カナダ人、オーストラリア人などでしたし、同級生も日本人以外にボリビア人、韓国人、インド人、フィリピン人、アメリカ人、カナダ人などでした。こう見ると国籍や人種はいろいろでした。

また、たとえばアメリカ人といっても人種や見た目や言語は様々であることや、12月にはクリスマス以外にもハヌカ(ユダヤ教)など他の祝祭があること、キリスト教ではクリスマスよりもイースターのほうが大事なこと、ベジタリアンにもいろんな種類があることなどを、小学生のうちから知っていました。

いまでも覚えていますが、中1のときに仲良しのクラスメートが信仰信条に基づいて進化論を否定していることを、結構な衝撃とともに知りました。最初、未熟な私は自分の考え(賛成論)を押し付けようとしてしまいましたが、ずっと平行線でした。

そのときは気まずかったけど、いまも友達関係は続いています。意見の相違は必ずしも関係の悪化には結びつかない(結び付けなくていい)ことも、体験を通して知りました。

このように、インターに通いながら多様な価値観に触れられていたことは確かだと思います。特に意見のぶつかり合いを意識するのは、小学校高学年以降の思春期が始まる頃からです。

同じ人たちと同じ環境に数年いると、相手の見た目にはあまりとらわれず、言動や主義主張で人を見るようになるような気がします。

でもそこに至るまでの道のりは、必ずしも毎回和気あいあいとは限りません。避けられない衝突があってからの和解、ということもあります。

一時的にでも四面楚歌な状況に陥ったとき、子どもの性格によってはかなり堪えることも考えられます。

この点がメリットといえる人たちは、インターを”生き抜いて”きた人たちであるともいえます。

ちなみに学年や時代によって、学校の国籍や人種の構成比は変わります。実際に私がインターにいた7年間でも、最初の頃はインド人生徒が多かったですが、後半は韓国人生徒が多かったです。

>>参考:私のインター体験談では、どんな生徒が通っていたか振り返っています。

批判的・論理的思考力が身についた

メリットその4

インターに通ったことで、批判的・論理的思考力が身についた

私の場合は、インターというよりも海外に出てからの体験のほうが濃いので、このメリットには特に否定も賛同もないです。インターに通っていなくても批判的・論理的思考力が付いている人もたくさんいます。

それでもインター出身者がこれをメリットとして挙げるのは、自分にとっての「普通」が相手にとっての「普通」じゃないかもしれないという認識が早くから芽生えていたことと関係しているのかもしれません。ひとつ前に挙げた「多様な価値観の受容」にも関わります。

相手を理解する場合や、自分について理解してもらいたい場合。いずれにおいても、ものごとを分解して、確認しながら前に進む力が知らずに訓練されているのでしょう。これは思考力だけでなく根気も要します。

また、相手を理解できない、または自分が理解されないと感じたからといって、それはネガティブな感情ではないことも知っています。(それでもたまに感情的になりますが)

あとこれは仮説ですし、個別の学校によっても変わることですが、そのインターが採用している海外のカリキュラムや指導方針が特段この能力を育てるのに適している可能性もあります。

>>参考:私のインター体験談では、どんな勉強をしていたか振り返っています。

世界中に友達がいる

メリットその5

当時の友達が世界中に散らばっていって、今もつながっている

確かに私の知る限りでは、日本のインターの出身生は国内外の高校や大学に散らばった後、

  • 母国に戻る
  • 教育を受けた国にとどまる
  • 第三カ国に移住
  • 転々としている

など、様々です。

これも、卒業してからしばらく経たないと見えてこないメリットです。

居場所だけじゃなく、職業や生き様も様々。そんな知り合い達を見ていると、人生の選択肢ってたくさんあるなと感じます。

人生は「自分」で意味づけしていくものなんだなと私が思えているのは、インターを始めこれまで出会ってきたいろんなひとたちがいるからだと思います。

多くは常につながっているわけではなく、SNSのおかげでゆるく近況を知っている程度です。そのおかげで、お互いが近くにいることがわかって会うこともできます。

大人になってもインター出身者特有の悩みや観点もあったりして、そのあたりを別け隔てなく語り合えるのもインター時代の友達です。

今回のメリットを挙げるときに協力してくれた友人のなかには、実は初めてインター出身だったと知った人もいて、それを知るだけで親近感が増すのを感じました。

まとめ

ここまで、インターナショナルスクールのメリット5点を一気に挙げました。

インターナショナルスクールのメリット

  • 語学力を得られた
  • 就職に有利だった
  • 多様な価値観を受容できるようになった
  • 批判的・論理的思考力が身についた
  • 世界中に友達がいる

私からするとどれも真実の一部ですが、それでも一部にしか過ぎないです。

インターには幼稚園から高校まであるところがあります。私の学校では、最初から最後まで在校している人は少数派でした。私のインター歴は小2から中2までなので、途中編入&途中転出です。

駐在員の子どもも、親の任期にあわせて入っては出ていきます。

そもそもインターって、他国の学校と互換性が高いようにできているからインターナショナルなんです。つまり、生徒が卒業前に抜けていくことがある程度想定されています

今回いろんな人に意見をもらいましたが、インターに何年通ったかによってもメリットの程度の差が出てきますし、インターの前後にどんな教育や経験を得るかにも左右されているように思います。

また、なかには年数が経ってからじゃないとメリットとして認識できないこともあります。

そして時代は変わっています。私がインターに通っていた20年前よりも、今は昔よりも選択肢があります。これについても、他のインター出身生からも賛同をもらっています。

仮に上記のメリットだけがインターの良さなのであれば、ほかの選択肢に埋もれて霞んできている気がしてなりません。

たとえばこういう選択肢です。私の頃にはなかった、オンライン月額制のインター。3歳から12歳までが対象です。

これを読まれて、不安になってしまった現役インター生やその保護者さん、ご安心ください。完璧な学校はどこにもありません。それがインターであれ公立校であれ、その教育のデメリットを最小にできるように子どもをフォローするのは皆さんすでに自然にやっていると思います。

これからインターを検討されている方は、このあたりの記事から始めてください。

もし相談したいことがあれば、こちらのメール相談でお待ちしております。

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