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【読者さんからのご質問】インターナショナルスクール生の国語力問題

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読者の方から、インターナショナルスクール生の国語力についての質問をいただきました。

これまでもインター後の進路について書いてきましたが、国語力に特化して書いたことはなかったので、記事にします。

インターナショナルスクール生の国語力はどれくらいなのか

例によって個人特定できないように質問部分のみ抜粋しておりますが、文章はそのままです。

質問者さんには掲載許可をいただいております。ありがとうございます。

週に二回程度の国語の塾に行かれていたようですが、どれくらい身につくものなのでしょうか。両親共に日本人です。

国際バカロレアの教育、英語習得などで、、継続させたいのですが、国語力がどれくらいなくなってしまうのか、がとても不安でずっと悩んでおります。

インターナショナルスクールに行くだけでは日本語は足りない

ご質問の内容を少し補足します。

質問中の”週に二回の塾”というのは、私の日本でのインターナショナルスクール時代を振り返ったこの記事の内容を指しています。

以下が、私がその記事で書いた部分の抜粋です。

私は、平日の放課後に個別指導塾に週1か2通っていました。主に国語をやっていました。

やっぱりインターに行っていると、漢字・作文・日本史・社会が弱いです。私も学校の成績にはつながらないので、そこまで真面目に取り組めませんでした。やらないよりはマシという程度でしょうか。

高校卒業後に初めてアルバイトをしたときに、領収書の宛名に「㈱」と書きたかったのですが、一度下書きをして確認してからでないと書けなかったのが甘酸っぱい思い出です。

その半年後には東大を受験し、合格したわけです。やはり努力と志はセットじゃないと効果を表さないんでしょうね。

作文については、得意意識はありませんが、中1の日本語授業で書いた作文が県コンクールで入賞したみたいなので、まったく文才ゼロではなかったようです。

でも今でも日本史や社会は弱いので、そういう知識が問われるときは全力で帰国子女になります。

インター生が皆こうしているわけではありませんが、特に珍しくもなかったです。

インター生の国語力がどの程度のものなのか、もう少し詳しく書いてみます。

私の回答

インターに通うことによる国語力についてのご心配、当然のことだと思います。
ところで必要とする国語力ってどんなものでしょう。

以下に、あくまで一例として私の話をします。

私が書ける漢字は、大学に入るまで小3レベル留まり

私は小2から中2まで同じインターナショナルスクールに通っていました。日常的に触れる日本語は、家族、同じインターの日本人、テレビ、ゲーム、漫画や小説くらいでした。

小学校の間は、個別指導塾で国語と進研ゼミをやっていました。漢字の読みや言葉の意味は得意でしたが、漢字を書くことは苦手でした。体感的には、高校の段階でも書ける漢字は小3レベルで止まっていました。

塾の小テストでは点数が取れるんですが、普段使わないので定着しないのです。

小学校当時は年相応に交換日記を学校でやっていましたが、皆似たような状況だったのを覚えています。書き言葉は画数が多い漢字を書くよりもひらがなカタカナ、それよりいちいちペンを持ち上げなくていい英語の筆記体のほうが書きやすかったんです。

自分には日本での生活力がないと思い込んでいた

そんな状況だったので、日本に住みながらも日本で進学や就職するイメージがずっと描けず、将来に漠然と不安を抱いていたのを覚えています。

それでもなぜか、中1のときにインターの日本語の授業で書いた作文が県のコンクール(一般の生徒も含む)で入賞したことがあったりして、きっと小説や漫画を読んでいたことから文章力は少なからずあったのだと思います。また、書きづらい表現や漢字を避けながら文章を書く能力も知らずについていたと思います。

その後、中3〜高3までアメリカにいました。長期休暇のたびに一時帰国をしていましたが、それでも圧倒的に英語がメインになりました。かなり勉強させられたので、思考力・表現力はある程度ついたと思います。その一方で、ますます日本では働けないと思い込んでいました。

日本語は実体験で身に付いた

高校と大学の間の夏休み、初めて日本でアルバイトをしました。たまたま人間関係も仕事内容も私に合っていたんだと思いますが、それが予想外の成功体験だったため、一気に日本を身近に感じました。

その後アメリカの大学を一学期で辞め、翌年に東京大学と大阪大学の帰国子女枠を併願しました。日本語力が求められた試験は、小論文と英語(和訳の部分)です。どちらも不慣れでしたが、漢字・表現を2ヶ月間死にものぐるいで磨いて、たまたまライバルに恵まれたのか、なんとかどちらも受かりました。

東京大学に入学してからは、実はアメリカの授業とのギャップについていけず苦戦しました。半ばわかっていて入学したのですが、実質的な勉強をしなくても出席すればほとんど取れる単位ばかりで卒業できます(学部や履修内容によります)。もっと勉強したい人は、それなりの履修をしていると思います。なので、大学に入ってからは就活が始まるまで国語力はほぼ不要でした。

私が体験した学生生活の日米の違いについてはもっと語れますが脱線しすぎるので、ここでは触れないでおきます。かなり個人差があるということはご認識ください。

敬語やビジネスマナーは、接客系のアルバイトで覚えました。そして新卒で入った会社では営業部に配属され、さらに接客や社会の仕組みを覚えていきました。研修も充実していて専門的な資格取得もできたので、この一社目の会社で私の日本語が完成したといえます。

では学校で身につけるべき国語力とは?

今でも日本史・古文は苦手、というか全くできません。でも必要になれば頼れる人がいるし、日常生活において得することも損することもありません。

長々と私の話ばかりでしたが、◯◯さんはお子さまにどんな将来を描かれていますか?

私の両親は少なくとも、私がこうなることを描いてはいなかったと思います。
でも私が自分の感性で進路を選び、切り拓いていく力をつけてくれました。

ずっと日本の学校に行っていたら、もっと日本語で苦労せずに来れたかもしれませんが、この特異な経歴はできあがらなかったでしょう。

日本語や日本の物事の関係についての知識などは「国語力」の表面的な部分でしかなく、実はもっと深層の論理的思考力や創造力というものが存在します。
その思考力や創造力は言語に縛られない、というのが私の持論です。

日本の受験では表面的な国語力の配点が大きいかもしれませんが、長い人生においては必要とされない(なくてもなんとかなる)場面のほうが多いのではないでしょうか。

私は、アメリカの教育で思考力や創造力を鍛えられました。
きっとカリキュラムや言語に関係なく、良い指導者とリソースにさえ恵まれればお子さまを鍛えてくれると思います。

私がここまでこれたのは国語力や英語力があったからというよりも、私の選択を否定しないでくれた両親のおかげです。
そのおかげで安心して努力を重ねて力を発揮できたんだと思います。

まとめ

すべての条件を満たせる完璧な学校は、どこにも無いと思います。
どんな学校に行ったとしても、家庭や周りの人が子どもの学びを補完できることが理想です。

ここまで書いたことは、個人の体験や価値観に偏っています。
決して正解はありませんが、最終的には子どもが健全な成長を果たせるところであれば間違いではないでしょう。

親がどれだけ先回りしても、小学校高学年〜中学生くらいになったら徐々に子どもが自分で決めたがります。
おそらくそれが健全な流れです。
そのときがきたら快く舵を引き渡していけるように、心の準備と親子関係の構築をできているといいですね。

我が子の教育方針については以下の記事で書いております。興味のある方はどうぞ。

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