【小学校を決める前に読んで】我が子をインターや私立に入れない理由は3つある

ペアレンティング

私はかつて日本のインターからアメリカの寮制高校に進学し、日本の大学を卒業しました。
大学を卒業するまでの間、ほとんど外国の教育を受けています。

一方の夫も帰国子女で留学経験があります。
夫婦のTOEIC合計点数は1,980点です。
つまり二人とも英語ほぼネイティブです。

そして今は、未就学児2名を子育て中(2020年1月現在)。

私の経歴を知る人からもよく「じゃあ子どももインターに行かせるの?」と聞かれます。

結論からいうと、長男も次男も日本のインターナショナルスクールに通わせる予定はありません
長男は2020年10月現在、公立小に通っています。

現時点では。

実は私自身も、いろんな情報にふれるたびにころころ揺れるので、記事として書けるほど定まっていないのが正直なところです。これからも、ころころ変わると思います。

でも当面、日本のインターにいれないという方針は固まっているので、今回はその理由について書きたいと思います。

あくまで今の我が家の状況や子ども本人の意向や性格を反映させた決断です。

つまり例えば新しく子どもが生まれたり、なにか心境や状況に変化があれば十分変わりうる決断であること、ご理解ください。

理由その1:お金の使いみち

インターや私学はお金がかかる

よく知られていることだと思いますが、日本のインターや私学は事前にわかる学費だけでも、ウン百万かかります。

そしてお付き合い費用といいますか、寄付金やイベント事の出資、交際費なども見えない費用としてかさみます。

電車やバス通学の場合は定期代もかかります。

放課後の預かり保育をするところも増えましたが、遠方の場合は残らずに帰宅を選ぶと思います。
自宅周辺の学童や習い事を手配することになります。

インターの場合はさらに、夏休みがほかの学校よりも長いので、その間の学童なりサマースクールなり、活動費がかかってきます。

学校以外、なにもさせないで節約することは可能です。
そこまでしてその学校に通学する意味があれば、それもありでしょう。

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払えるかどうかの問題以前に

我が家では「教育は投資」と考えているので、親戚総動員で多少無理をすればインターや私学への通学ができないことではないかもしれません。

早めに投資したほうがいいのはこの記事でも書いたとおり。

でももし学費やその周辺費に投資できるお金が年間ウン百万円あるなら、同じ費用を子どもの可能性に合わせた使い方ができるはず。

たとえば、我が家の長男は年中の頃に空手に出会い、それを続けたい。
まだ若いし特に大きな実績を残しているわけではないけど、それはすでに彼のアイデンティティの一部と化しています。

続けていくためには、お月謝、大会出場、出場のための交通宿泊費、昇級審査受験料、装備、練習用器具などなど合計すると決して安くないです。

無限に資金があれば、高い学費を払いながらあれもこれも全部できるでしょう。
でも子どもはいつ飽きるか、新しいことに熱中するかわかりません。
我が家のように、財源に限りのある家庭は戦略的にすすめる必要があります。

子どもがなにかに集中して取り組みたいときは応援したい。
それを充分やりつくして、さらに次に進むときも応援したい。
子どもがそこまでして集中したいものを見つけられるようにいろんな種を蒔きたい。

学費にウン百万使うことで、彼の好奇心や可能性の種まきや育成がおろそかになることは避けたいのです。

インターや私学に通っても、いろんな体験をさせてもらえるのは確かです。
ただし学校が提供できる範囲で。

イメージとしては、レストランでコースを頼むか(インターや私学)、アラカルトで頼むか(親がデザインする)。かなり極端な言い方ですが、そんな違いでしょうか。

財源が豊かな方は、フルコースでさらに追加メニューも頼んじゃう(塾とかね)。
自前のシェフも連れてきちゃう(例えがわかりにくいけど、家庭教師とか)。
口に合わないものは残したり、交換してもらったり。

子どものためになる限り、それができる方はどんどんやってください。

目の前の子どもをじっと観察し、いつなにが必要か不要かを見極める視点はどんなケースでも必要です。

フルコースを頼んだからといって、安心しきって任せきりにしているのはもったいない
(やむを得ずならともかく)

もちろん成り行きで上手くいく場合もあるかもしれませんが、三ツ星のフルコースがすべての子どもに合うわけではない。

そして、子どもと向き合うという行為そのものが親子関係を育む過程にもなる。

お金をかけることばかりが子育てでも教育でもない。
究極的には目の前の子どもが見えているかどうか。

我が家ではそういう考えのもと、子どもにかける費用の比重を学費に偏らせず、子どもの反応を見ながら小出しにしていくことにしました。

とはいえ、英語に触れる回数はある程度ほしいのは事実。我が家で実践している英語教育(というほどのものではないですが)に特化した記事はこちら

英語に限らず、我が家で組んでいる”教育のアラカルトメニュー”についてはこちらの記事に書いています。

理由その2:時間の使いみち

受験

インターや私学の小学校に入るためには、なにかしらの受験が伴うところが多いですね。
公立小に入るのと比べると、そこに費やす時間・お金・エネルギーは増えます。
たとえ記念受験であっても、多少の準備はしていきたいのが親心ではないでしょうか。

通学

また、自宅から徒歩で通える公立小学校 vs 電車や送迎が必要な私学/インター。
私学やインターは、通学にかかる時間も相応に増えます。
(近いひとは素晴らしい!)

私もインターに通っていた時期は、近くに引っ越すまでは電車で片道1時間、引越してからも電車で片道20分かけて通っていました。友だちはみんなバラバラな場所から来るので、通学時は一人です。

もし近くの公立小に行っていれば、近所の子たちと日本語でおしゃべりしながら徒歩で片道15分ほどでしょうか。

どちらがベターか、と言いたいわけではなくて。

我が家では、受験対策や通学に時間をかけてまで熱くなれる私学やインターと出会うことができませんでした。

未就学〜小学生時代は、心身の形成にとても大事な時期。
この時間の使いみちを吟味したうえで、決めていきたいです。

理由その3:今の我が子に公立校以上に適している学校が見当たらない

インターや私学の最大の特徴は、やはり独自の教育方針ですね。

インターでは英語だったり、日本と異なるカリキュラムだったり、異文化理解だったり。
私学もピンキリで、いろんな特色を出してきています。

流行りだから。
自分も通った道だから。
周りもやっているから。

そんな理由で学校を決めるのは、
子どもや学校をじっくり観察して決断したことにはなりません。

観察することは、決してずっと自分で見ているという意味ではなく。

私も、子どもと四六時中一緒にいるわけではありません。

ときには手放し、遠くから眺めたり、
戻ってきたときの反応を見たり、
他に関わる大人のフィードバックを聞いてみたり。
私自身が勉強して、未来を予測してみたり。

我が子の興味関心性格・家庭の教育的財務的方針・将来予測・理想の家庭像。
このあたりが最大のところでクロスするポイント。

我が家のこのポイントに、公立校以上に引っかかる学校がなかった。

インターや私学に我が子を通わせない理由には、時間やお金の使いみち以前に、これが一番大きいのかもしれません。

ただ、公立に行きます、だけではつまらないのが私。
これからどうするのかは、こちらの記事に書きました。

こんなことを考えている著者について気になった方は、ぜひ著者のプロフィールもご覧ください。

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