【経験談】日本のインターナショナルスクールに7年間通った私が質問に答えます

インターナショナルスクール
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こんにちは、萩原麻友です。

この記事は、小2から中2までの7年間インターナショナルスクールに通っていた私が、謎に包まれたインターについてQ&A形式で書いています。

この記事は長めになっていますので、目次を見て気になるところから読むのもいいと思います。

あくまで当時の情報ですし、私の主観も混じっているので、入学・転校・進学するときはどんな情報も鵜呑みにせずに、きちんと多角的に調べてくださいね。

インターナショナルスクールの記事はほかにも書いています。Twitterでもつぶやいているのでのぞいみてください。

執筆者はどこのインターナショナルスクールに通っていたの?

私は1994年9月から2001年6月までの7年間、兵庫県神戸市須磨区にあるMarist Brothers International School(マリスト国際学校/マリスト・ブラザーズ・インターナショナル・スクール)に通っていました。

神戸には、全国レベルで有名な英語の老舗インターが1校(Canadian Academy)、ローカルレベルで知られている英語の老舗インターが2校(マリストとセントマイケル)があります。(ほかにもあるけど割愛)

>>参考:”伝統系”と”新興系”インターの見分け方

私の母校マリストは、1951年に創立。カトリック系の共学校で、幼稚園年少から高校3年生まであります。全15学年で当時250人くらいの規模でしたので、毎日通っていれば全員の名前とまでは行かなくても、顔は覚えるし覚えられるくらいのアットホームな学校でした。

私は日本の公立小学校に2年生の1学期まで通い、その夏休み明けからマリストの小学校1年生として入学しました。中学2年生(8th grade)のあと転出したのですが、途中1年飛び級して年齢に学年が追いついたので7年在籍したことになります。>>私の経歴詳細

ちなみに弟はPK(3歳・年少)から小6まで、妹もPK(3歳・年少)から中1まで同じインターに通いました。彼らのその後についてはここで触れています。

>>参考:インター出身生は、子どももインターに行かせるのか

インター入学前の英語力は?

私の両親は日本で”普通”の教育を受けてきた公立大卒です。仕事でも特に英語を使っていないので、英語レベルは日本人の平均かそれ以下です。だからなのか、子どもには英語だけは人よりもできるようになってほしいと願っていたようです。

あまり記憶にないですが、私は3歳から小1までは民間の英語教室に通っていました。また、家庭の事情で数ヶ月単位ハワイにいたこともありました。

家庭内の会話は日本語100%でしたが、アニメのビデオ(時代、笑)は英語のものが多かった気がします。

だからかは知りませんが、小2での転校前から英語の絵本は読めましたし、語彙力もインターの小1レベル程度はあったようです。

日本の公立小学校の2年生の夏休み明けにインターに転入したとき、初めは1学年落とされて小1のESLコースに入りました。

通常、ESLコースは1年くらい在籍してもおかしくないのですが、相性がよかったのでしょうか、2~3ヶ月ですぐに本流の1年生クラスに合流することができました。当時はすごいことだと先生にほめられました。

また、1年生を修了したあとは3年生に飛び級させてもらえました。これも、自分から申し出たことではありませんが、精神的にも学力的にも問題ないと周りが判断してくれた結果だと思います。

インター小1→小3に飛び級する直前にハワイで書いていた日記(間違い含めて年齢相応なのか?)

ということで、転校当初は1学年下に落とされましたが、1年後には飛び級で追いついたので結果オーライでした。(10年後に大学受験の時期に合わせるので結局1年また落ちますけどね)

ちなみに、インターナショナルスクールの学年は9月開始のところが多いですが、入学時期は9月に限りません。定員さえあれば選考してくれるところが多いので、各学校に問い合わせて確認します。

よく「親も英語できないとインターに入れない?」と聞かれますが、結論からいうと親の英語力は関係ないです。(ただし、学校が独自で基準を設けている可能性はあります。)

インターは万人におすすめできる選択肢ではありませんが、どうしても気になる人は、こういうオンライン月額制のインターを試してみるのがおすすめです。3歳から12歳までが対象です。無料レッスンがあるうちに。

インターナショナルスクールの概要

学費はいくらだった?

在学当時、学校からの年度末か年度始めの連絡プリントには、確か1年の学費が130万円のようなことが書かれていて衝撃を受けた記憶があります。(今はもっとするはずです)

我が家では一時的に兄弟3人で通っていたので、少なくともその3倍の学費がかかっていた計算になります。兄弟割引は、あったかもしれません。

これでも宗教系の学校なので、もう1校のCanadianよりは安かったはず。

マリストの生徒のなかには、兄弟のうち1人だけしか通っていなかったり、逆に4人兄弟全員が通っていたりと、まちまちでした。経済的な理由だけではないと思いますが。

今の自分が息子たち2人に同じだけ学費をかけられるかというと。。。もちろん経済的に厳しいとは思いますが、それ以前に放課後の学童がないことや夏休みが長いことを思うと、コスパ的にどうなのかは気になるところではあります。

>>参考:インター出身生は、子どももインターに行かせるのか

インターは万人におすすめできる選択肢ではありませんが、どうしても気になる人は、こういうオンライン月額制のインターを試してみるのがおすすめです。3歳から12歳までが対象です。無料レッスンがあるうちに。

どんな生徒が通っていたの?

在学時期によって、国籍比率は変動するようです。

私がいた初期の頃は、インド人が多い印象でした。日本人や韓国人も珍しくありませんでした。

私が初めに仲良くなったのは韓国人とボリビア人の女の子でした。

日本人はハーフの子もいますが、私のような純ジャパもいます。

私が4年間片思いだった相手はアメリカ人でした。(実りませんでした)

裕福な家庭の子も多いですが、教育費以外は節約している質素な家庭もありました。

そして、神戸市外の遠くから通ってきている生徒もいました。なかには新幹線で毎日通学していた子も。私も、一時期大阪から神戸まで通っていました。

インター中学生の頃
インター小学生の頃(震災直後のプレハブ校舎)

インターの生徒達は早熟で荒れがちというイメージもあるかもしれませんが、マリストではごくごく一部を除いては変な噂が立つこともなく平和でした。

私がそういうのに恐ろしく鈍感ということもありえますが、どこの学校でもそんなもんですかね?

>>参考:どんな学校でも影の部分はあります。

どんな先生がいるの?

学年担任制なのですが、小1はフィリピン人女性、小3は白人系アメリカ人女性、小4は白人系オーストラリア人女性、小5は白人系カナダ人男性、小6はアジア系アメリカ人女性、中1と中2はそれぞれ別の白人系アメリカ人男性でした。

校長は、その間ずっと白人系アメリカ人男性の神父さん。
教頭先生はアジア系アメリカ人男性でした。

このように、かなり国際色豊かな教師陣でした。

20年ほど長~く務めていた先生もいれば、数年で次の国に行ってしまう先生もいました。

優秀かつ適性のある先生を雇うのは、普通の私立校以上に大変かと思います。帰国リスクは常にありますし。学校選びでは先生の質を見極めるのが大事ですが、難しいです。

先生が長く勤めているかどうか、はインター選びにおいて一つの指標だと思います。(長けりゃいいというものでもないですが)

>>インターナショナルスクールのメリットを出身生と両親に聞いてみた

インター在学中の過ごし方

どんな勉強をしていたの?

インターのほとんどは文科省の学習指導要領に従いません(”一条校”ではなく、専門学校などと同じ”各種学校”扱いです)。マリストも同様でした。

当時と今は内容変わっているかもしれませんが、小学校低学年では国語(アメリカ系英語)、社会、算数、理科、音楽、図画工作、体育、コンピューター。担任制でしたが、音楽以降の科目は専属の先生がいました。

コンピューターは小1から触れていたので、今から約25年前だと思うとかなり先進的ですね。ブラインドタッチは小5から始めていましたし、その頃に初めてメールアドレスも取得しました。この辺のIT基礎知識はその後もかなり役立っています。

確か小5からは宗教の授業が加わりました。宗教の授業といっても、初めからキリスト教だけでなく、まず信仰や精神とは、というところから始まっていました。校長が聖職者のカトリック校でしたが、どんな人も受け入れようとする姿勢がありましたね。クラスメートにはイスラム教徒やジャイナ教徒もいましたし。

ただし、日本の学校でやることで、インターではやらないことも多々あります。たとえば体育には鉄棒・跳び箱・マット運動がないし、掃除の時間もないし、身体測定・健康診断もありません。もちろん学校の自主性に任せられているので、上記をやっている学校があってもおかしくないのですが。

私の学校では、中学に上がると、第2言語(日本語かフランス語)が加わりました。日本語選択が圧倒的に多かったですね。

このオンライン月額制のインターナショナルスクールは、アメリカのカリキュラムを採用しています。インターでどんな勉強をするか気になる人、試してみたい人近くにインターがない人には特におすすめです。無料レッスンがあるうちに。3歳から12歳が対象です。

普段は何語を話すの?

TPOに合わせて、日本語も英語も話します

学校は英語ONLYの規則だったので、特に先生の周りでは積極的に英語。

登下校時など、オフタイムは英語交じりの日本語。これが日常の7割です。
「マリスト語」と呼ばれていましたが、日本のインターはみな同じ話し方をすると思います。

要は、「ちょっと聞いて!昨日お母さんと服を買い行ったら、そこであなたのお母さんに偶然会ったよ」のような何気ない世間話が、マリスト語だと「Guess what! 昨日meのお母さんとI went shopping and 偶然 saw youのお母さん there」みたいな感じになります(笑)実際は、さらに関西弁になるのでもっとややこしいです。

こういうめちゃくちゃな言語を友達と使います。また、英語には日本語のような敬語がないので、中1と高3の会話でもこんな感じです。このまま高校を卒業させるの、ちょっと怖いですよね?(笑)

親に余計な心配をかけないように、親の前ではなるべく混じりっけない日本語を話していました。

日本語の勉強はどうしていたの?

私は、平日の放課後に個別指導塾に週1か2通っていました。主に国語をやっていました。

やっぱりインターに行っていると、漢字・作文・日本史・社会が弱いです。私も学校の成績にはつながらないので、そこまで真面目に取り組めませんでした。やらないよりはマシという程度でしょうか。

高校卒業後に初めてアルバイトをしたときに、領収書の宛名に「㈱」と書きたかったのですが、一度下書きをして確認してからでないと書けなかったのが甘酸っぱい思い出です。

その半年後には東大を受験し、合格したわけです。やはり努力と志はセットじゃないと効果を表さないんでしょうね。

作文については、得意意識はありませんが、中1の日本語授業で書いた作文が県コンクールで入賞したみたいなので、まったく文才ゼロではなかったようです。

でも今でも日本史や社会は弱いので、そういう知識が問われるときは全力で帰国子女になります。

>>私は大学に入るまで小3レベルの漢字しか書けなかった話

部活はあるの?

中学からですが、マリストには運動系も文化系もありました。私は帰宅部でしたけど。

記憶を頼りにですが、
運動系では、バレーボール、バスケ、サッカー、野球、ソフトボールなど。
文化系では、吹奏楽、卒アル(Yearbook)編集など。
あとは生徒自治会や運動会(大会ではなく試合などを運営する係)、成績優秀者の会(National Honors Society)などもありましたね。

インター特有かもですが、兼部可能です。
特に運動系はオンシーズンしか活動しないので、秋はバレー、冬はバスケ、春はソフト、などざらにいました。しかも吹奏楽と兼部で。
リーグは国内の他のインターナショナルスクールです。

試合などで、Canadian AcademyやOsaka International Schoolとはよく交流がありました。他にもNagoya International Schoolや、岩国基地などには遠征もありました。(私は行ってませんが)

狭いコミュニティですので、もう四六時中一緒になにかしている感じです。

私はそういうのが苦手で、自然と距離を置いてしまっていました。

>>参考:根暗だった私を変えてくれたのは、海外ボーディングスクールでした

夏休みは何をしていたの?

インターの7年間、6月から8月まで3ヶ月の夏休みがデフォルトでした。しかも宿題も読書感想文くらいで、ほとんどありません。自由です。

大学に入って、日本の高校から進学した同級生が大学の夏休みに浮かれているのを横目で見ながら、むしろ私にとっては短くなって使いにくいとすら感じていました。

私の両親は共働き。3ヶ月も子どもを野放しにすることもできず、いろいろ策を投じておりました。

また、子どもの脳は柔軟なので、3ヶ月も日本語だけの環境にいるとせっかくの英語脳も退化してしまうんです。英語力の維持も夏休みの大きな課題でした。

たとえば塾の短期コース、YMCAなどのキャンプ合宿、インターのサマー・スクール、ハワイでホームステイ、アメリカの現地校サマー・スクール、などなど。

ホストファミリーとハワイで
サマースクールのアートの授業

その都度いろんなコミュニティに出入りしたので、友達作りは特別なことではないですし、逆にすぐに馴染めなくても気にならないのはこのためでしょうか。

>>参考:今はオンラインでも参加できる海外サマースクールがあって便利です。

しかしま~~お金がかかりますね。これもあって、私は自分の子どもをインターにいれるのはコスパが悪いと感じております。

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途中で転出・転入する子はいるの?

よくいましたね。

生徒数は1学年平均15~20人なのですが、毎年2~3人くらい入れ替わっている印象です。

家族の転勤で出る人やまた帰ってくる人、海外に進学する人や帰ってくる人、日本の学校に転校していく人など。

>>インターから日本の学校に行けるのか

ただ年齢が上がるごとに、日本の学校から転入してくる人は減っていった印象はあります。やはり学年が上がれば上がるほど、語学と内容についていくのは大変になるようです。

ちなみに私は、8年生(中2相当)の学年末の6月でインターを転出しました。

親からは、いずれアメリカの大学に入ると小学校高学年から刷り込まれていました。アメリカの大学に入りやすくするためには、アメリカの高校に入ることが有利、とも。

それは必ずしも正しくないと今でこそ思いますが、当時は早くて中1から、遅くても中3(アメリカの高校が中3からの4年制のため)からアメリカに行くものなのだと進路を描いていました。

少数派ではありましたが、周りも少なからずそういう子がいるので、変なことでもなく。
自然な流れで出願、合格、あれよあれよと渡米していきました。

>>私がボーディングスクールに行ってからの話。

インターを卒業した同級生の進路は?

私は中学のときに転出したものの、当時の同級生の一部とは今でも連絡を取り合う仲です。

感覚値では、インターを卒業した子は3割アメリカの大学進学:4割カナダの大学進学:2割日本の大学進学:1割その他(大学に行かない、専門学校、ワーホリ、就職など)という感じです。基本は大学進学であることは、珍しくないかもしれませんが、その選択肢が豊富なこと、そして進学しないのもありなこともインターの特徴かもしれません。

大学に進学した子は皆優秀な大学に行っています。その後の職業選択も、外資系キャビンアテンダント、看護師、日系大企業の総合職や研究職、外資系企業の専門職、弁護士、などなど多岐に渡ります。

私の弟と妹も幼稚園からインターに通っていました。が、弟は中1から全寮制の中高一貫校に進学し、その後浪人して国立大に。妹も後を追いましたが、中2で実家に戻り、公立中・高→国立大に進学しました。皆、受験レベルの英語には不自由しませんでした。弟は今も英語を使う仕事に就いていますが、妹は生活・仕事で英語を使っていません。

>>参考:インター後の私の顛末はプロフィールでご確認ください。

まとめ

以上、インターに関するよくある質問に私の経験を交えて答えてみました。

これからの日本には、インターナショナルスクールが増えていくと思います。私の経験は過去のことですが、これからはもっといろんな選択肢がでてくるんでしょうね。

インターは万人におすすめできる選択肢ではありませんが、どうしても気になる人は、こういうオンライン月額制のインターを試してみるのがおすすめです。3歳から12歳までが対象です。無料レッスンがあるうちに。

他にも今ではいろんな「子どもの英語勉強法」があります。インターに興味があるなら、「なぜ」と「インターじゃなきゃだめなのか」を確認しながら慎重に決断しましょう。

そしてめでたく子どもが親よりも英語ができるようになって、勉強を見られなくなったり進路に迷いが生じたら、第三者に教育環境をみてもらうことをおすすめします。

具体的には、教育コンサルタントです。いまやファッションの個人向けスタイリストも珍しくない時代、教育にもコンサルタントがいてもいいと思います。

日本の学校の生徒なら、親が早めに気づけるかもしれないつまづきや黄色信号、違和感を”そういうものなのかな”と見逃していませんか?

インターに通ったことがある人しかわからないこともあるかもしれません。この記事で答えられていないご質問があれば、こちらからお聞かせください。

こちらの本もおすすめです。

 

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