【2020/04/20 22:06更新】2020/04/20の0:47にお問い合わせメールをくださった女性の方へ。メールアドレスエラーによりお返事ができないでおります。お手数ですが、もう一度お問い合わせメールより連絡先をいただき、できれば@mamamayu.comのドメインの受信設定をお願いしますm(_ _)m

【経験談】アメリカのボーディングスクールを卒業した私が質問に答えます

ブログ
スポンサーリンク

こんにちは、萩原麻友です。

アメリカのボーディングスクールに9年生(日本で言う中3)から12年生(日本で言う高3)までの4年間通って卒業した私の経験をご紹介したいと思います。

あくまで当時の情報ですし、私の主観も混じっているので、入学・転校・進学するときはどんな情報も鵜呑みにせずに、いろんな情報源を使って、きちんと多角的に調べてくださいね。

日本ではインターナショナルスクールにも通っています。
そちらの話も気になるかたはどうぞこちらから。

【経験談】日本のインターナショナルスクールに7年間通った私が質問に答えます
こんにちは、萩原麻友です。小2から中2までの7年間、インターナショナルスクールに通っていた私の経験を交えて、謎に包まれたインターについての質問に答えます。あくまで当時の情報ですし、私の主観も混じっているので、入学・転校・進...

執筆者はどこのボーディングスクールに通っていたの?

アメリカの北東部にあるマサチューセッツ州の郊外にある、Northfield Mount Hermon School(通称NMH)という4年制のボーディングスクールに通っていました。

創立は1879年。日本では明治12年。
今年(2019年)で140周年ですね。
節目おめでたいですが、アメリカ北東部では特に珍しくない古さです。

ちなみに日本では朝日新聞の創刊も同じ年。

創立当初は男子校と女子校の2つのキャンパスに分かれていたそうですが、創立後100年くらいたってから男女共学になりました。

男女共学になってからも、しばらく2つのキャンパスを併用しておりまして、
私が在学していたのはその頃です。
バスで川を越えて15分程度、よく往復していました。

キャパも大きかったので、生徒数も今の約2倍の1200人ほどいました。
当時も珍しい大きなボーディングスクールでした。

私が卒業した2005年に2つのキャンパスを1つに集約したので、今は生徒数が600人台という、よくあるサイズ感の学校になっています。

私は日本のインターナショナルスクールの8th gradeの終わり(日本の学年でいう中2の1学期の終わり)まで通い、2001年の8月、14歳のときにNMHに入学しました。

はぁ、懐かしや。。。

ボーディングスクールの概要

学費はいくらだった?

ボーディングスクールにかかる費用は、以下のようなものがあります。もちろん学校によってかからなかったり、他にかからない費用もあります。

  • Tuition(学費)
  • Room and Board(寄宿費)
  • International Student Charge(留学生の手数料)
  • Insurance(保険)
  • School supplies and materials(教材費)
  • Travel expenses(年に何回かの帰省に係る費用)

遠い記憶を掘り起こしてですが、
私がいた当時(2001年〜2005年)は学費と寄宿費で$30,000台でした。
超ざっくりの1ドル=100円換算でも、300万円台だったということです。

これが一年の学費と寄宿費です。
他にもかかる費用はあります。

ぶったまげますね。

ところが、2019年現在のNMHの費用を確認すると、値上がりしていました。

今の学費と寄宿費はなんと、
$65,500(単純換算で655万円)!!

はい、なんと私がいた頃の約2倍です。。。
繰り返しますが、これで1年分です。。。
毎年、外国産の新車買えます。

ちなみに、日本でおそらくトップの全寮制の海陽中等教育学校の1年の費用は、授業料・施設維持費・寮費・食費込で276.6万円(2019年度)です。

アメリカの私立寮制校の費用のおかしさがわかると思います。

私の学費は全額払っていません

もちろん、私が通っていた時代の年間300万円台の学費はうちでは全額払えませんでした。
私は、返済不要の助成金を学校からいただいていました。

海外の教育文化の特徴だと思いますが、私がいた当初から奨学金や助成金の選択肢があります。

留学生向けのものになると、選択肢は絞られますが、全く望みがないわけではありません。
ちょっと調べただけでも、アメリカのトップボーディングスクールで一定の所得水準以下の子は無料で入学できる、とありました。
もちろん、入試は普通にあるのであくまで合格ができれば、ですが。

アメリカ以外の国にも目を向けると、選択肢はさらに広がります。
うまく行けば、日本の私立に行かせるよりもお得な選択肢が見つかるかもしれません。

私も子どもが興味を持てば送り出したいと思い、今から国内外の奨学金情報にアンテナを立てています。

日本人は他にいるの?

私がいたときは日本人が十数人いました。
全体人数に対しては決して多くはありませんが、まぁ孤独に感じない程度ですね。

私は特に多くの時間をほかの日本人と一緒に過ごしていませんが、たまにすれ違うと挨拶するくらいの距離感でした。

長期休暇が終わってから学校に戻る飛行機で、たまたま隣の席!とか、日本に着いて荷物待っていたら隣にいた!みたいなハプニングはたまにありましたね。

あー社会人になってから出張先のセブで会う、みたいなのもありましたね。

偶然に頼らずとも、日本にいる卒業生でたまに集まったりしているみたいです。

日本人少なくていじめられないの?

よく聞かれる質問ですね。

まず、日本人以外にも中国人・台湾人・香港人・シンガポール人なども学校にいて、アジア系人種はその他の人種からみたら同じに見えるようです。

とはいえ、日本人・アジア人だからといって、いじめられることはありませんでした。(私が鈍感なのかも?)

が、
やはり見た目である程度のフィルターをかけられることは事実です。

例えば、
日本人・アジア人だから、数学はできて当たり前だよね。とか
数学ができない人にとっては不利に働くフィルターもあれば、

日本人・アジア人なのに、演劇で役が取れるんだ!とか
好意的に働くフィルターもあります。

要はバイアス、色眼鏡、偏見ですね。

ポジティブにもネガティブにとられないように
あえて「フィルター」という語選をしていますが。

日本でも、こういう見た目フィルターあります。
分厚い眼鏡している人はスポーツできなそう、とか
髪の毛染めていない人は真面目そう、とか。
(はい、私のことです)

でも相手のことをよく知るようになると、相手のイメージって変わってきますよね。
相手のイメージを占める見た目の割合って、時間を追うごとに少なくなってくるはず。

ボーディングスクールでもしいじめられるとしたら、私の経験上、それは絶対に人種や見た目だけの問題ではないです。
なにか他の理由か誤解が、いじめられる側かいじめる側のいずれかにあったり、環境が悪かったりするのだと思います。

いずれにせよ、見た目だけでなく宗教観や思想や文化の背景、習慣もちがう人たちに囲まれる体験を14歳からできたのは、とても貴重なことでした。

他にはどんな生徒が通っていた?

やはりアメリカ北東部出身の裕福な白人系アメリカ人が多いですね。

肌の色だけでいえば、黒人もアジア人もネイティブ・アメリカンの方もいました。

海外からの留学生は約25%とも言われていました。

今は知りませんが、当時のNMHは多様性にかなり力を入れていました。
(その割には校長は私の在校時からずーっと白人男性だよね、と思うことはありますが)

私がLGBTQについて身近に知ったのも、NMHのおかげです。

宗教もいろんなものがありましたね。
カトリック、プロテスタント(その流派も様々)、イスラム、ユダヤなどなど。

また、ボーディングスクールらしからぬ自由な風土もあり、
普段から靴を履かず裸足で歩いていた人なんかもいましたね。
当時はちょっとヒッピー文化も残っている学校でした。

それはそれは多様で、それが良しとされる環境でした。
普段よくつるむメンバーは、共通点が多い人達かもしれませんが、
それでも他のグループと壁ができるわけでもなく。
授業中や部活や課外活動などでも、みな仲良くやっていました。

まぁ、この記事みたいなこともあるんですけどね(笑)
日本・海外、公立・私立どこでもありえることだと思います。

【経験談】学校に抱くべきなのは幻想ではなく、覚悟です
この記事は、私が過去に通っていたアメリカの高校の経験談をもとに書いていますが、どの国のどんな学校(公立・私立・インター)であってもあり得る話です。もともとはボーディングスクールに関心のある方向けの記事でしたが、どんな学校にも共通するテー...

どんな人とよく過ごしたの?

私が4年間一番長く過ごしたのは、
1年目に偶然ルームメイトになった子。
ニューハンプシャー州出身の白人系アメリカ人。

女友達だと、

  1. ルームメイトの白人系アメリカ人女子(ニューハンプシャー州出身)
  2. 隣の部屋の白人系アメリカ人女子(同じくニューハンプシャー州出身)
  3. 2年目から編入してきた白人系アメリカ人女子(ノースダコタ州出身)

特にこの3人とは、本当によく時間を過ごしました。
1番と3番の子は、日本にも遊びに来てくれました。

上の三人とはグループでしたが、4年目で同じ寮になった韓国人女子ともかなり仲良くなりました。

男友達も何人かいました。

  1. 上記2番の子の元カレ黒人系アメリカ人(ニューヨーク州出身)
  2. 1の友達のヒスパニック系の何人か忘れた

まぁ恋愛的な話も上記以外でちょこちょことありましたが。
それはまた別の機会に(笑)

上記以外も、ボーディングスクール時代をいっしょに過ごした仲間は特別なので、Facebookで100人単位でつながっていて、いつでも連絡が取れる状態です。

ここ15年ほどアメリカには用がないので、かなり疎遠にはなっているのが現実ですが。。まぁお互いに結婚やら出産やらイベントがあれば、メッセージを送るような感じですね。

どんな先生がいるの?

ボーディングスクールの大きな特徴は、教師陣の質の高さです。
皆さん家族がいても基本キャンパス内に住み込みで、授業+部活/課外活動顧問+寮の当直などを回しています。
皆さん忙しそうですが待遇面が気になります。

国籍や背景は様々ですが、アメリカ人の方がやはり多いですね。

20年以上同じ学校で勤めている名物先生もいれば、
数年で入れ替わる先生もいます。

長くいる先生のほうが印象はいいかもしれませんが、
私としては、1年しかいなかった先生もいい意味で印象的だった方がいるので、なんともいえませんね。

どんなキャンパス?

一言で表すと、大学みたいなキャンパスです。

私からしたら、自分が大学生になる前に出会っているので、
むしろ大学のほうが高校みたいなキャンパス、というほうがしっくりくるのはさておき。

広大なキャンパスに丘や芝生や野球場やサッカー場があり、その間に建物がポツポツポツとある感じです。

私の在学中は、2つキャンパスがあったのですが、私が住んでいたキャンパスに絞ってもう少し詳しく書きます。(もう他校に売却されています)

寮の建物が9棟、パラパラと散りばめられ、
その合間に事務棟が1棟、
チャペルが1棟、
劇場が1棟、
講堂が1棟、
図書館が1棟、
アトリエなどが入っている文化棟が1棟、
音楽棟が1棟、
Student Centerという交流棟が1棟、
科目毎の教室棟が3棟。

まぁ周辺にも学校関連の建物はありましたが、生徒がよく行く建物はこんな感じでした。

広いので、学校に住んでいても無駄に歩数を稼げます。

雪や雨、カンカン照りの日は悲惨です。

でもなぜか思い出に強く残っているのは、
毎日の夕日や、星空、紅葉、雪景色、新緑の美しさだったり、
別の寮に住んでいる友達に会いにキャンパスを横断したことなんですよね。
不思議と。

まとめ

以上、ボーディングスクールに昔通っていた私の経験を、概要編としてご紹介しました。

ちょっと長くなったので、
在学中や卒業後の進路については、別の機会に書き足したいと思います。

ボーディングスクールは、
やはり日本の中学高校とは異質なのでしょうが、
そもそも私が日本では異質なインターに通っていたので、
比較対象があまりなく、特におどろきませんでした。
「こんな学校もあるのね」という感じです。
動じない性格もあるかもしれません。

(インター時代の話はこちらからどうぞ。)

また、小5から現地のボーディングのサマースクールにも通っていたから、
大きなイメージギャップは特にありませんでした。

私のお客さまでは、事前に入念な見学もされています。
受験前の見学の重要性や、見学の様子はこちらで書いています。

【メリットしかない学校見学】小学生から留学できるアメリカのボーディングスクールを見学してわかったこと
私が3度の飯よりも好きな学校見学。いつか学校見学で食っていきたいものです、とこの記事で書いてから約半年。なんと!今回お客様に同行させていただく形で、アメリカ東部にある名門ジュニアボーディングスクールの見学が実現しました!!...

手っ取り早くボーディングスクールの裏の顔を知りたければ、
こちらの辛口記事がお口に合うかもしれません。

【経験談】学校に抱くべきなのは幻想ではなく、覚悟です
この記事は、私が過去に通っていたアメリカの高校の経験談をもとに書いていますが、どの国のどんな学校(公立・私立・インター)であってもあり得る話です。もともとはボーディングスクールに関心のある方向けの記事でしたが、どんな学校にも共通するテー...

ほかに気になる質問や、記事のリクエストがあれば、こちらからお聞かせください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました