🏫学校紹介[イギリスの寮がある学校 Bedales School]

#まゆ潜入レポ

萩原麻友(ハギワラマユ)のブログへのご訪問ありがとうございます。

このブログでは、子育てや教育や進路に関する情報を発信しています。

今回は、2023年6月の海外学校訪問で訪れた学校をご紹介します。

この記事で紹介するのはこんな学校
  • 1893年、当時のパブリック・スクールとは大きく異なる学校を目指して創立
  • 当時は斬新だった「共学制」「芸術・科学・社会貢献への重点」「ウェルビーイング」「生徒の意見を取り入れる生徒会制度」などを初期から導入
  • 制服はなく、生徒は先生のことをファーストネームで呼ぶ。もちろん校長のことも。
  • 個々の子どもの知性や個性を尊重した実践的な教育方針、農場での活動などが特徴。

前半は主に公式HPからの情報で、後半の限定公開(有料部分)では私が撮ってきた写真やメモを載せています。

注意

この記事に書いてあることは当時の(書いた時点の)情報ですし、私の主観も混じっています。
なかにはケースバイケースのこともありますし、古くなっている情報もあります。
入学・転校・進学するときはどんな情報も鵜呑みにせずにきちんと自分のケースに即しながら幅広く調べましょう。

基本情報

学校名:Bedales School ビーデイルス・スクール

所在地:https://goo.gl/maps/W1eZ7VCxdU6J7dqV7
南イングランドのハンプシャー州。ロンドンから電車で2時間+車で15分ほどです。

HP:https://www.bedales.org.uk/

学年:
①Bedales Pre-prep, Dunannie – 3-8歳
②Bedales Prep, Dunhurst – 8-13歳→今回訪れたのはこの初等部
③Bedales Senior – 13-18歳

※3歳から18歳までが同じ敷地内にすべて入っていますが、広いので初等部を中心に見ています。

入寮できる最小学年:8歳(Year4; 小3の年齢)

創立年:1893

性別:共学

敷地面積:120エーカー

空からみたキャンパス動画:

生徒情報

生徒数:約800名
内訳:
①3-8歳 – 100名
②8-13歳 – 220名
③13-18歳 – 480名

寮生の割合:
②8-13歳 – 約18%
③13-18歳 – 約50%(学年があがるほど割合が増えて、最終的には2/3くらいになる)

留学生割合:全校生徒の約10%

今回訪れた学校のなかでは学年数の割には小~中規模の学校です。

2023年度の費用

費用体系・内訳:https://www.bedales.org.uk/admissions/fees

初年度一時金内訳:出願料(Registration fee)、入学金(acceptance fee)、留学生デポジット(International Deposit)

初等部(②)の年間授業料(寄宿費込み):£29,250

中高(③)の年間授業料(寄宿費込み):£42,555

※上記に楽器のプライベートレッスンや、学習サポート、カウンセリングなどのオプション料金が加算されていきます。

学業について

ここでいう”学業”には、アカデミック、スポーツ、アート、その他の学内活動すべてを含めています。


年間予定表:https://www.bedales.org.uk/parents/calendar

年度始まり:9月頭

アカデミックサポート:あり

卒業生の進学実績https://www.bedales.org.uk/bedales-senior/academic-success/exam-results-and-university-destinations
※初等部の生徒はほとんど内部進学する。

科目一覧:
②初等部のカリキュラム
③中高のカリキュラム

科目の特徴:英国ナショナルカリキュラムに準拠しつつ、かなり柔軟でハンズオンな実践をしている。一部の科目では、Common Entrance(統一試験)とは別の独自の評価テストを設けている。

アートの特徴:アート&デザイン、演劇&ダンス、音楽など

スポーツの特徴:人工芝、体育館、屋内プール、テニスコート、屋外競技場などを備え、多様な競技を試せる。対外的な競技スポーツでは、バドミントン、バスケットボール、クリケット、クロスカントリー(長距離走)、サッカー、ゴルフ、フィールドホッケー、ネットボール(バスケに似ている)、ラウンダーズ(野球に似ている)、ラグビー、水泳、卓球、テニスから選べる。

クラブ活動一覧:https://www.bedales.org.uk/prep-dunhurst/extra-curricular

例)宿題サポート、アート/クラフト、フィットネス、ファッション、武道、タイピング、ヨガ、水泳、ダンス、チェス、デザイン、料理、音楽技術、スカッシュ、スポーツ、ジャーナリング、音楽、映画、ゲーム、体操、卓球、漫画、リラクゼーションなど

その他特徴:敷地内の農場を活用した教育活動が、畜産・環境保護・農業・加工などを通して盛んに行われている。

生活情報

生徒にとって第二の家となるボーディングスクール。
学業と生活の2つについて知れば、もう学校の8割をカバーしたようなものです。


初等部の寮は、校長室もあるメインの建物の上の階。通学時間は徒歩0分。2023年夏に改修されるそうです。