2026年5月、夫、長男(中1)、次男(小5)、義母、私の5人で、フランス・パリへ約1週間の旅行に行ってきました。
体力も好みもバラバラな5人での長距離移動と海外滞在。
「せっかく海外まで来たのだから、全員で全部楽しみたい」
そう思うほど予定を詰め込みたくなるし、誰かが疲れると「ここまで来たのに…」というがっかり感も膨らみます。
今回はその前提を手放し、「完璧な思い出づくり」ではなく「全員が無事に生還すること」を最優先にした旅の記録です。
同じように、3世代・子連れで海外にチャレンジしたいけれど、「ちゃんと楽しめるのか正直不安」という方に届けばうれしいです。
この記事では、
- わが家が実際に過ごしたスケジュール
- 実際に発生した「撤退ポイント」
- その裏側で、無事の生還を支えてくれたツールたち
をまとめて紹介します。
1週間のスケジュール
ここから先は、「わが家が実際にやったこと」をそのまま書いていきます。
ひとつのサンプルとして読んでもらえたらうれしいです。
1日目:到着と買い出し
- 午前:パリ到着、民泊アパートへ移動
- 午後:近所のスーパーで買い出し、軽く周辺を散歩
- 夕方:長男の突発的な「エッフェル塔をどうしても見たい」だけ叶える
朝10時台にはアパートに入っていましたが、いきなり観光モードに入ることはせず、荷解きをしてから、近くでサンドイッチを買って部屋食にしました。
夕方は、エッフェル塔が楽しみで仕方ない長男の希望だけ叶えるべく、義母と3人でトロカデロ広場に行き、ほかのメンバーは休むことを優先。

体力や気分が合わないときは無理に行動を揃えないのは、この旅の鉄則です。
誰かが疲れたときにそれぞれ別の部屋に退避できるよう、民泊を選択。
家電もすべてそろっていたので、自由な格好とペースで胃も心も休められたのが大正解でした。
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で。
2日目:ルーブル美術館とスポーツ観戦
- 午前:ルーブル美術館へ
- 午後:スポーツ観戦
- 夜:休息
ルーブル美術館では、人混みと広さに圧倒された次男が10分で音を上げ、私と次男はすぐに切り上げて外でアイスクリーム休憩をすることに。

残りのメンバーは、次男を気遣わずに展示を観ることができました。
午後のスポーツ観戦では長男が落ち着かない様子だったので、義母と私と日陰でクールダウン。
このときのパリは気温が30℃を超え、かなり暑かったです。
夫と次男はしばし観戦。
全員合流したのち、夫と義母は観戦に戻り、夕方は子どもたちと私だけ先に帰宅しました。
誰か一人でもつらそうなら、無理に同じ行動を続けない。
家族旅行中はつい忘れがちなルールですが、我が家は徹底しています。
そもそも私はスポーツ観戦に全く興味がないので、想定通りの引率ムーブでした。
別行動になっても、それぞれのスマホはesimをいれているので、日本と変わらない通信状況でした。
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3日目:ベルサイユ宮殿
- 午前:日本語ガイド付きツアーでベルサイユ宮殿へ
- 午後:パリ市内で三手に分かれて別行動
ベルサイユ宮殿のような巨大スポットは、親がガイド兼タイムキーパーになると、誰よりも親が疲れてしまいます。
今回は最初から日本語ガイド付きツアーに申し込み、移動・説明・段取りは丸ごとプロにお任せしました。

子どもたちが退屈しないように、日本語ガイドさんにしました。
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ツアー解散後は、義母は買い物、夫と長男は一足先に帰宅、私と次男は家電量販店に寄ってから戻る、という三手行動に。
それぞれが行きたい場所やペースを尊重するのは、初日からの鉄則です。
4日目:マルシェとエッフェル塔
- 午前:マルシェで買い物
- 午後:のんびり過ごし、夜にエッフェル塔へ
アパートから近くに立っていたマルシェを全員で見物。大人は食材を買い込み。
夜は夫がアパートで休息している間、残りのメンバーでエッフェル塔に向かいました。
この頃のパリの日没は21時半前後。
薄暗くなるのを待っているうちに眠くなったり、車の手配が遅くなったりと、想定が外れたことで子どもが不穏な様子でしたが、
ここであえて義母と次男、私と長男の二手に分かれる判断をしました。
おかげでお互いに悪化させることなく、なんとか完遂。

最後には4人で素敵なシャンパンライトをタワー真下から楽しむことができました。
5日目:2階建てバスツアー
- 午前:2階建て観光バスで市内観光
- 午後:ランチ後に解散
観光バスに乗れば楽に観光できるはずだと思っていたのですが、連日30℃超えはやはり厳しかったです。

屋根がない2階だけでなく、1階も窓が開かずに暑くて、大人でも乗っていられなくなってしまいました。
無理に乗り続けるのはやめ、途中下車して昼食後、また三手に分かれました。
私と長男はアパートに戻って休憩。
夫と次男はパリ市内の家電量販店巡り。
義母は教会巡り。
バスは何度も乗り放題のチケットだったので、「お金を払ったから最後まで乗らなきゃ」を手放すのは、正直少し勇気がいります。
でも、このあとご機嫌に過ごせる方が、私たちにはよっぽど大事です。
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6日目:ランスのワイナリー洞窟見学
- 終日:ランス・ポマリーのワイナリー見学ツアー
- 夜:夫だけ夜の試合へ
この日は鉄道で遠出です。
エッフェル塔の教訓を活かして、朝の鉄道駅まで向かうUberは前日予約にしたのは正解でした。
ワイナリーの洞窟は10℃前後でかなり涼しく、肝試し探検感覚でみんな楽しめたようです。

夕方パリに戻ったあとは、子どもたちはアパートで休息。
義母と私は近隣スーパーを開拓し、
入れ違いで夫はスポーツ観戦に行きました。
ちなみに現地は、ほぼキャッシュレスでした。
万が一の有料トイレのために少しだけ現金を持っていたものの、基本はお気に入りのWiseカードを使っていました。
7日目:完全別行動
- 夫・長男:スポーツ観戦へ
- 義母:美術館へ
- 私・次男:アパートで留守番
どの日も「ドタキャン」「一日何もしない」を想定していましたが、やはり最終日は次男がアパートでゆっくり過ごしたいとの意思表示がありました。
夫と長男はスポーツ観戦へ。
義母は美術館へ。
次男はゲーム、私は昼寝をしたり、大学院の課題を進めたり、のんびり過ごしました。
あと、留守番2人(主に私)で冷蔵庫の残飯処理も。
夕方に帰宅した義母とバトンタッチしたら、一人で最後の買い出しへ。

「出かけない」という選択肢が許されていること自体が、家族にとって大きな安心感になっていたと思います。
今回の旅行、みんなが楽しめたようで、誰も&何も失くすこともなかったし、本当に良かったです。
パリ旅行の裏側について書いています
ここまで読んでくださって、「どうやってこのマインドにたどり着いたの?」「予定外のハプニングにはどう対応した?」と感じた方に向けて、関連する記事を別でまとめています。
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「せっかく」を手放すのも、ひとつの教育
最後に、少しだけこの旅を通して感じたことを書かせてください。
海外旅行に限らず、進路選びや学校選び、習い事や留学など、「せっかくここまで来たのだから」という言葉は、私たち大人の口からつい出てしまいがちです。
けれどその言葉が、知らないうちに「みんな同じようにがんばらなきゃ」「楽しめていない自分はダメだ」というプレッシャーになっていることもあると思います。
今回の旅行では、「予定通りにいかなくていい」「疲れたら別行動でいい」「行きたくない日は行かなくていい」というルールをあえて言語化し、全員で共有していました。
それは、一見すると「せっかくの機会を無駄にしている」「甘やかしている」ようにも見えるかもしれません。
でも私は、「自分のコンディションを感じ取り、自分で『ここまで』を決めること」も、広い意味での教育だと思っています。
家族がやや難ありでも、家族行事やお出かけを諦めたくない方。
完璧を目指すのではなく、無理ないプランが知りたい方。
そんな方に、こういう選択肢もあると知ってもらえたら嬉しいです。
\ほかにも旅行系書いています/


