PR

中1までのインター通いで国立医学部の英語を突破できるか

■学校教育・受験対策
当サイトの記事には、広告が含まれている場合があります。

日本在住の保護者さんからご質問をいただきました。

個別にお返事済みですが、掲載許可をいただきましたので他の方のためにも公開させていただきます。

中1までインターに通った場合、国立医学部に受かる英語力は身に付きますか?

中1までインターに通った場合、国立医学部に受かる英語力は身に付きますでしょうか?(英作文や長文読解、受験特有の単語などについては自宅で両親のアドバイスのもと市販の教材で勉強するパターンを想定)

これについて私は、インターで培えるであろう四技能の土台は有利に働く可能性がある一方で、

受験特有の文法・語彙・読解の「型」には、おっしゃるとおり追加で対策が必要だと考えています。

地道にトレーニングと過去問対策です。

私はインターで7年、アメリカで4年半学んだあとに東大の2次英語を受験しました。(文系でしたが)

一般学生とは違う種類の苦労だとは思いますが、対策には苦戦しました。

運転技術はあっても、いきなり他国の免許の学科試験を受けるようなものでしたから。

私の場合は受験を決めるのが遅かく、2ヶ月しか準備期間がなかったので特殊なケースです。

一方、3歳から小6までインターだった2人のお子さまの保護者に聞くと、その子たちの大学受験時は受験英語では有利だったそうです。(本人談ではありませんが)

ひとりは国立文系。

もうひとりは国立理系です。

ご存知のように国内医学部受験は英語だけでは突破できません。

オールラウンドでできる必要がありますよね。

仮に医学部合格できるほどの実力と学習習慣があるならば、仮にインターに通っていなくても英語科目も大丈夫な可能性もあると思います。

なので、もし国内医学部受験を少しでも有利に運ばせるためにインターを選ぶのだとしたら、私は「損はしないけど、圧倒的有利になれるともいえない」という立場です。

>>私が我が子をインターでも私立でもなく公立にいれた理由(今も後悔していません)

将来に備えておきたいこと

不確実な世の中です。

英語が有利ではなくなる未来、

国立医学部よりも魅力的な進路が現れる未来、

予想もしなかった展開が今後ありえると私は考えています。

どんな天気にも対応できるようにお出かけプランをいくつか持っておくように、

将来についてもいろんな可能性を想定しておけると、不安はかなり和らぐとおもいます。

とはいえ予見できないことですので、なるべく進路は複線的に、プランBをたくさんストックしておくイメージがよいかと思います。

たとえば:

  • 通信制高校に進学し、時間裁量を武器に受験勉強に振り切る
  • 中高で3年以上留学し、医学部の帰国生入試を受験
  • 医学部は最有力の一本かと思いますが、ほかの医療系国家資格、工学/データ×医療、公衆衛生など隣接分野にもアンテナを張る。まだ生まれていない進路もありえます。

子どもの成長にともなって、

そして時代の変化にともなって、

プランBは増えたり減ったりするでしょう。

柔軟な進路プランのご参考になれば幸いです。

今後のご質問・ご相談について

ご質問・ご相談のある方は、noteメンバーシップのご利用をご検討ください。

※今後、このサイトでのメール相談の受付は終了いたします。引き続きnoteメンバーシップをご活用ください。

教育情報キュレーターラボのご紹介

教育・生き方・異文化に関するリアルな知見・探究を共有し、『自分らしい選択を恐れず主体的に生きる人』を応援する場です。

親や子ども、教育者、それぞれの悩みや疑問に、「自分らしい」一歩が踏み出せるきっかけをお届けします。

ご興味のある方は、教育情報キュレーターラボ(メンバーシップ案内ページ)をぜひご覧ください。

※ご参加にはnoteアカウント登録が必要です。

※料金や内容は運営しながら見直し・変更する場合があります。最新情報は案内ページでご確認ください