アメリカの名門校アンドーバーのサマースクール情報まとめ【オンライン&現地開催2022】

ボーディングスクール

去年公開したアンドーバーのサマースクール情報の記事へのアクセスがいまだにあるので、公式ホームページからわかる範囲で最新情報に更新します。

80年以上の歴史があるキャンパス版も、2020年に新設されたオンライン版も、本当によくできているサマースクールなのでぜひ多くの方に知っていただきたいと思っています。今年もどちらも開催される予定です。

この記事だけで、アメリカの名門アンドーバーのサマースクールのほぼすべてがわかります。

対象年齢は12~17歳(中1〜高3)です。英語非ネイティブの留学生用の講座も用意されているので、英語力を向上させながら現地生と交流し、一緒に学びたい方におすすめしたいです。

ぜひ、目次で興味を持てるところから見ていってください。

この情報を公開しているのは完全に趣味からくるボランティア活動です。この記事は、学校とは関係がありません。仮にこの記事の内容が実際の状況と間違っていても私は責任を負えませんので、悪しからずご了承くださいませ。お申し込みをされる方は、主催者発信の最新情報をよく確認しましょう。

サマースクールとは?どうやって選ぶ?にお答えする記事はこちら。

Phillips Academy Andoverとは

Phillips Academy (フィリップス・アカデミー)は、マサチューセッツ州アンドーバー(Andover)という街にある共学の私立寄宿高校です。ボストンまでは車で約30分ほどの距離で、便利だけど自然も豊かな立地です。地名の「アンドーバー」という呼称で親しまれています。

1778年の創立当時は男子校でしたが、1973年に女子校と合併して共学校になりました。雑学ですが、アンドーバー創立者Phillipsさんの叔父は、後にPhillips Exeter Academyという別の寄宿高校をつくりました。こちらもAndoverとよく比較される名門校で、その区別をするためにもフィリップスではなく「アンドーバー」「エクセター」と呼び分けられています。

アンドーバーの著名な卒業生には、日本の同志社を創設した新島襄や、アメリカ元大統領のブッシュ親子、ノーベル賞受賞者、アカデミー賞やグラミー賞受賞者などがいます。

アメリカの名門寄宿校群のテン・スクールズのメンバーですが、そのなかでもアンドーバーは別格です。入るのは狭き門で、入学してからも勉強・スポーツ・芸術・社会活動そしてもちろん遊びも、すべてにハイレベルにコミットするような化け物高校生(失礼)だらけです。

▼私もアンドーバーへは、ボーディングスクール時代にスポーツの試合で何度か行っています

サマースクールとは

アメリカのボーディングスクールが主催するサマースクールとは、通常6月後半から8月上旬にかけて、夏休み期間中のキャンパスを利用して開催される短期プログラムです。主催している学校は、アンドーバー以外にもたくさんあります。(→サマースクールの種類と選び方

生徒は在校生以外も広く募集され、人気の学校には世界中から参加者が集まります。各校は、寮生活や語学習得、関心のあるテーマやテスト対策、アクティビティや遠足など工夫を凝らしています。

夏に参加するメリットは、期間的にも費用的にも参加しやすいことや、通年の服装規定などが緩和されて堅苦しさが減っていることです。

私も小5と中1で別のボーディングスクールのサマーを体験しましたが、短期間でも親元を離れて寮で生活することで自立への自信がつきます。友達もできて、将来のボーディングスクール進学のシミュレーションにもなりました。

申込み期間は通常冬に始まり、春〜初夏には締め切るところが多いです。人気の学校やコースは早くから満席になることもあります。

>>他にもある小6から非ネイティブでも挑戦できるオンラインのサマースクール

【キャンパス版】アンドーバー・サマースクール “Summer Session”

2022年度は、通学と寮とオンラインの3通りになる予定です。

通学のみの2週間プログラム、寮(&通学)とオンラインの5週間プログラムがあります。いずれも途中参加や離脱は不可です。

他のサマーだと、もっと短いものや複数回開催しているところもあります。

アンドーバーではコミュニティ形成を重視しているため、同じ時期にじっくり開催することにこだわっているそうです。

キャンパス版の概要

生徒の自立性を尊重しながらも、コミュニティの一体感や人間関係を形成することに配慮したプログラム構成になっています。70種類の科目から選べます。先生のアドバイザーがつくので、授業や授業以外のことも相談できる相手が必ずいます。

プログラム名Summer Session
対象年齢12歳から17歳で、学年と英語レベルで以下のグループ分けがされます。
①Lower School Institute (LSI): entering 7th to 8th grade/ 中1〜中2/ 12-13歳
②Upper School: entering 9th to 12th grade/ 中3〜高3/ 14-17歳
③English Language Learners: entering 9th to 12th grade/ 中3〜高3/ 14-17歳の留学生(英語の非ネイティブ)
生徒数600名
生徒:先生比率16:1
生徒の出身地(目安)37州、44カ国
開催日程(予定)2022年6月28日(火)〜2022年7月31日(日)
受講期間5週間
先生アンドーバーの通年講師&外部講師
費用①Lower School: $9,950+Activity $350+Health & Safety $375
②Upper School: $9,600+Activity $350+Health & Safety $375
③ELL: $9,850+Activity $350+Health & Safety $375
申込締切Rolling Admissionつまり先着順です。
人気の講座から埋まっていき、早いものは2月に締め切るそうです。
受付は11月初旬から。遅くとも4月中旬には締め切ります。

費用は高いですが、この期間でこのランクの学校だと一般的だと思います。

出身地の数はおそらく2019年の実績なので、過去の参考値としてみてください。

開始日・到着日はまだ検討中のため、多少前後する可能性があります。

とてもいいプログラムなのですが、しいて言えば参加人数がとっても多いです。
大勢の人と初めましてをするのが苦手な方や、人と仲よくなるのに時間がかかる方には、オンライン版をおすすめします。

キャンパス版のプログラム詳細

キャンパス版では複数ある講座から選べます。その他にも、スポーツやアクティビティの選択肢が豊富です。大学進学相談や各種テスト対策講座もオプションとして用意されています。

ほとんどの授業は8−10名の少人数制(最大定員は16名)。一人ひとり細やかに見てもらえます。

自習時間に先生にわからないことを質問したり、宿題を助けてもらうこともできます。

寮は定員が最小8名から最大42名までのものが複数あります。また、部屋はシングル・ツイン・トリプルなど種類があります。叶う保証はありませんが、希望は出せるそうです。

週末は、学内・学外でアクティビティが用意されます。過去には、ダンスパーティやホエール・ウォッチング、ボストン観光などが企画されました。

Lower School: entering 7th to 8th grade/ 中1〜中2/ 12-13歳

正確にはLower School Instituteと呼ばれているコースです。このコースでは、主に以下のような内容が盛り込まれています。

  • 午前3時間の講座受講
  • 午後アクティビティ
  • オプショナルSSAT(試験)対策講座
  • 夜90分の強制自習または夜間講座(日曜から金曜)
  • 週1回のお楽しみアクティビティまたは遠足(諸状況次第では無し)
  • 週1回の校外学習(諸状況次第では無し)
  • 週1回のミーティング

Lower Schoolは例年人気らしく、2月には埋まるかもしれないとのことです。

今後変更が入る可能性が十分あり得ますが、2022年2月現在公開されている選択肢は以下のとおりです。

講座の選択肢(3種類選ぶ)

  • Bridges to English: Connecting our Past and Present(ESL向けの英語)
  • Cartography: The Art, Science and Math behind Maps
  • Charting the Natural World: Marine Biology Meets Math*(海洋生物学x数学)
  • CSI Andover: Anatomy of a Crime(事件の科学捜査)
  • Dig This: Archaeology in Action(考古学)
  • Express Yourself: A Study of Performance and Film(映像表現)
  • Forests, Mountains, & Beaches: New England Field Ecology & Nature Writing(生態学とライティング)
  • High School Prep Institute(高校進学のための学習スキル)
  • The Physics of Flight(飛行機の物理学)
  • Revolution! Continuity and Change in Our World(アメリカ史)

*8年生/中2向け

各講座ともアカデミックではあるものの、学校の科目っぽくなくて、趣向が凝らされていて面白そうですね。

午後アクティビティの選択肢

  • バスケットボール
  • ダンス
  • フィットネス
  • アウトドア・ゲーム
  • ウォーキング/ランニング
  • サッカー
  • テニス
  • バレーボール
  • ヨガ/ピラティス

上記以外にも、オプションとして楽器・音楽レッスンやSSAT対策講座を追加することもできます。

Upper School: entering 9th to 12th grade/ 中3〜高3/ 14-17歳

高学年向けのこのコースがAndover Summerのメインです。こちらでは、主に以下のような内容が盛り込まれています。

  • 平日3−5時間の授業
  • 午後アクティビティ
  • オプショナルSAT/SAT(試験)対策講座
  • 毎日最大3時間分の宿題
  • 夜90分の強制自習または夜間講座(日曜から金曜)
  • 週1回のお楽しみアクティビティまたは遠足(諸状況次第では無し)
  • 週1回のミーティング
  • 図書館へのアクセス

こちらも今後変更が入る可能性が十分あり得ますが、2022年2月現在公開されている選択肢は以下のとおりです。

講座の選択肢(2種類選ぶ)

Arts(芸術)・Acting and Performance
・Applied Graphic Design
・Ceramics
・Digital Photography
・Drawing and Painting
・Intensive Film Workshop
・Studio Art
・Web Design and Advanced Computer Graphics
Computer Science(コンピューターサイエンス)・Introduction to Programming
・Game Design and Development
・Programming in Java
・Robots: Design! Build! Program!
・Web Design and Advanced Computer Graphics
English(英語)・Contemporary Authors
・Digital Journalism
・Literature in Translation*
・Screenwriting
・Speech and Debate*
・Writing for Success: Creative Writing
・Writing for Success: Expository Writing
・Writing for Success: Literary Analysis
・Writing for Success: Reading Images
・Writing the College Essay*
History and Social Science(歴史・社会)・Entrepreneurship*
・Great Issues and Controversies of the Modern World*
・History of Terrorism
・International Relations
・Law and Society
・Medicine and Society
・Money, Economy, and Society
・Neuropsychology*
・Personal Finance
・The Politics of Migration and Displacement
・Social Psychology
Mathematics(数学)・Calculus**
・Geometry
・Statistics and Data Analysis**
・Topics in Algebra
・Topics in Advanced Algebra and Precalculus**
・Topics in Intermediate Algebra*
・Trigonometry*
Philosophy & Religion(哲学・宗教)・Introduction to Philosophy*
・Justice and Ethics*
Science(理科)・Anatomy and Physiology**
・Applied Physics: Astronomy
・Biology: First Year
・Biology: Prep for Advanced Placement*
・Chemistry: First Year
・Chemistry: Prep for Advanced Placement*
・Environmental Science
・Genetics*
・Marine Biology
・Physics: First Year
・Physics: Prep for Advanced Placement*
9th Grade Academy(9年生のみの選択)・High School Prep English
・High School Prep Math
・Essential Study Skills

*10年生以上
**11年生以上

こんなにたくさんのなかから選べるんですね。Lower Schoolと違ってオーソドックスな学校科目が並びますが、独自のテーマ型講座も目立ちます。

午後アクティビティの選択肢

  • バスケットボール
  • カーディオ・キックボクシング
  • ダンス
  • フィットネス
  • アウトドア・ゲーム
  • ウォーキング/ランニング
  • サッカー
  • インドアサイクリング
  • スカッシュ
  • 水泳
  • テニス
  • バレーボール
  • ヨガ

選ぶのも楽しくなります。上記以外にも、オプションとして大学進学相談、学習スキル講座、楽器・音楽レッスンやACT/SAT/SSAT対策講座を追加することもできます。

English Language Learners: entering 9th to 12th grade/ 中3〜高3/ 14-17歳の留学生(英語の非ネイティブ)

寮生活、午後・週末アクティビティはUpper Schoolと一緒に過ごします。通年のボーディングスクールに近いスケジュールで動きます。

時間割

1限目(必修科目)ELL Core Course
2限目(選択科目)・ELL: A Multimedia Approach to American Culture
・ELL: Preparing for the TOEFL
・ELL: Speak Up!
・ELL: Writing, Presenting, and Defending Your Work

TOEFL iBTで最低でも46。

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【オンライン版】アンドーバー・サマースクール “eSummer”

オンライン版の概要

2020年に誕生したオンライン版のアンドーバー・サマーは3回目の開催が予定されています。

コミュニティ感を大事にしたキャンパス版とは違い、オンライン版では”個別化された学習”をより強調しています。キャンパス版よりも少人数制になっています。

期初に先生とマンツーマンコーチングで学習目標を立て、週1で先生とフィードバックしながら学習を進めます。自分のタイミングとペースで勉強できるオンラインの特徴を生かしています。

ほとんどのワークは自分の時間で進められます。ライブセッションやグループ活動もありますが、時間は同じグループの生徒間で決めるのでどこにいても時差や予定を考慮してもらえます。万が一時間が合わなかった場合は、録画など他の形での参画でも可能です。ただ最低でも、週1の先生とのコーチングセッションだけはリアルタイムを推奨されます。

オンライン学習では安定したネット環境が不可欠です。

工事不要で使い放題の家庭用Wi-Fiがおすすめです。対象エリア内なら、コンセント電源だけですぐに使えます。

おすすめポイント
  • 工事不要
  • コンセント電源のみ
  • インターネット使い放題

オンライン版の魅力は、キャンパス版のように時間や場所が拘束されないことと、キャンパス版よりも安価にアンドーバーの教育を味わえるところです。ただし、自分ですすめる部分も多いので、始めからある程度の自己管理能力が求められます。

プログラム名eSummer
対象年齢12歳から17歳で、学年ごとに以下のグループ分けがされます。
①Lower School: entering 7th to 8th grade/ 中1〜中2/ 12-13歳
②Upper School: entering 9th to 12th grade/ 中3〜高3/ 14-17歳
③English Language Learners: entering 9th to 12th grade/ 中3〜高3/ 14-17歳の留学生(英語の非ネイティブ)
生徒数300名
生徒:先生比率12:1
生徒の出身地(目安)28州、34カ国
開催日程2022年6月27日(月)〜2022年7月29日(金)
受講期間5週間
受講の時間帯ライブは限定的かつ時間は一緒に決めるので時差の影響は少ない
受講時間含む課題量科目あたり、1日におよそ60-120分程度を想定(個人差あり)
(コーチング、自学、グループワーク、課題など含む)
先生アンドーバーの通年講師&外部講師
費用①Lower School: $1,990
②Upper School: $960 per course
③English Language Learners: $975 per course
申込締切Rolling Admissionつまり先着順です。受付は11月から5月末にかけて。

オンライン版のプログラム詳細

オンライン版は、キャンパス版と比べると個別最適化されている学習形式となります。先生コーチと個別に立てる学習目標の沿って、スキルや知識の習得を目指します。

講座を選べるのはオンライン版ではUpper Schoolのみです。

Lower School: entering 7th to 8th grade/ 中1〜中2/ 12-13歳

プログラム内容

  • High School Prep Institute (English & Math)
  • Express Yourself (Visual & Performing Arts; English)
  • Physics of Flight (Science)

Lower Schoolは例年人気らしく、2月には埋まるかもしれないとのことです。

Upper School & English Language Learners

キャンパス版よりも選択肢は減りますが、キャンパス版でも提供されている講座がほとんどです。

講座の選択肢(1~3講座選ぶ)

Creative Arts(芸術)・Digital Photography
・Intensive Film Workshop
・Web Design and Advanced Computer Graphics
Computer Science(コンピューターサイエンス)・Programming in Java
・Web Development
English(英語)・Digital Journalism
・Worldbuilding: Crafting Science Fiction, Fantasy and Speculative Fiction
・Writing for Success: Creative Writing
・Writing for Success: Expository Writing
・Writing the College Essay*
English Language Learning Institute(非ネイティブ向け英語)・ELL Core Course
・ELL: Preparing for the TOEFL
・ELL: Speak Up!
Humanities(人文科学)・Money, Economy, and Society
Mathematics(数学)・Calculus*
・Topics in Algebra
・Topics in Intermediate Algebra and Precalculus*
Science(理科)・Applied Physics: Astronomy
・The Art of Biological Form & Function

*10年生以上
太字は、オンライン版でのみ提供。

キャンパス版のようにオプション授業はありませんが、図書館のデータベースやITヘルプデスクの利用ができます。

申込方法

このサマーは、仮に英語ができなくても、挑戦したい子、親元を離れる力(意欲)がある子、他の子と交流する意欲がある子に特におすすめしたいです。もしそんな子がいるなら、もっと成長できる環境に置いてみたくなります。

申込みといっても審査があります。でも通常の学校出願と比べればシンプルですし、残枠があって成績など基準を満たせば”比較的”入りやすいです(それだけ通年が狭き門という意味)。興味があるかたは、このチャンスを逃さず早めに申込みましょう。

お申し込みは、サマースクールのウェブサイトからします。

申込みに必要なもの(すべて英語、そしてオンライン完結)

  • 申込書
  • 推薦状2通
  • 在籍校の成績証明書
  • 採点済みの英作文
  • 志望動機エッセイ
  • 申込金

TOEFLなど英語の試験がいらない点が注目です。その代わりに英語力を証明する方法として採点済みの英作文を提出します。

数学講座を希望する方は、プレイスメントテストがあるそうです。

普段の学校成績を見て、学業についてこれるかどうかを判断しているようです。仮に成績が悪くても、その理由を志望動機とからめて説明できれば、確率を上げられます。

合格通知は書類がすべて揃った2週間後です。ウェイティングリスト入りもあるそうです。

手続きには健康診断や予防接種も含まれますし、何より定員が気になるので早めの手続きがおすすめです。

学生ビザは不要なプログラムですが、観光ビザで入国できるステータスであるかを各自確認してください。

よくあるご質問

サマースクールに行けば、その学校の合格率があがる?

なかにはそういう学校もあるかもしれませんが、アンドーバーではその可能性は低いです。

ありえるとしたら、一度でも学校に足を運んでその空間や人を知っていたほうが、自分とのフィット感をよりわかっていると思うので、出願時にその点の説得力を少し持たせることができるということぐらいです。

出願する前年にサマースクールに参加する場合は、そのときについでに面接をしてくれるような配慮はあるかもしれません。

アンドーバーとの提携校が日本にある?

あまり驚くことではないですが、アンドーバー卒業生の新島襄が創立した同志社系列の香里中学校・高等学校と国際中学校・高等学校は、研修などの交流があります。

また、桐蔭学園でもアンドーバーでの留学や語学研修のプログラムを持っています。

どれくらいの英語力が必要?

英語4技能ができて、学校の成績が良くて、もっと挑戦してみたいと感じるかたは、一度アンドーバーサマーのHPを見てみてください。すべての意味がわからなくても、書いてあることがなんとなくわかる、またはわからなくてもどう聞けばいいかわかるようでしたら、まだチャンスはあると思います。

英検やTOEFLなど、試験を受ける必要はありません。留学生向けの授業もあります。
でも英語ができたほうが当然、できることは増えます。

もし数年後のサマースクール参加を目指しているようでしたら、少しでも多く、少しでも早くから、少しずつでいいので英語の勉強を頑張りましょう。

インターや海外校で身についた英語を維持したければ、オンライン・月額制のインターを試してみませんか?

住んでいる近くにインターがない・日本の学校と併用したい場合にもおすすめです。

おすすめポイント
  • 無料体験あり
  • 3歳から12歳対象
  • サポートは日本語
  • アメリカのカリキュラム
  • 世界どこからでも受講可能
  • 英語初心者から上級者まで対応可能
  • 英語で理科や算数など科目を学べる
無料で体験できます

おわりに

いかがでしたか?

私も小5と中1のときにアメリカのボーディングスクールのサマーに参加したことがありますが、こちらのサマー(特にUpper School)では「自立」や「知と教養」がとても強調されているように感じました。

費用を差し置いても、万人におすすめできるサマーではありませんが、ハマる子は知的刺激がたっぷりの夏が過ごせそうです。

どちらのサマースクールも科目の学習だけではなく、時間管理(time management)や学びへの主体性(academic independence)なども実践を通して身につける内容となっています。

また、キャンパス版では特に社会性が育つとも言われていますが、オンライン版でも友人関係が芽生えることがあるそうです。

もし、サマーを足がかりに長期留学を計画されている方は、その入口として試してみてスクールの前後に周辺の学校見学をしてくるのがおすすめです。

ボーディングスクールの関連図書

まずはアメリカのボーディングスクールや私立校で行われている教育について知りたい方向けの本。

タイトルには「エリート教育」とありますが、実際に体験した私の持論では必ずしもエリートを育てる教育ではありません。

イギリスの寄宿校(パブリックスクール)についてはこちらなど。

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