もうすぐ2026年です。
私が新卒で入った会社を辞めて教育業界に転職したのが2017年。
そこから独立し、引越2回、子どもの不登校やトラブル、家族の病気や不仲をくぐり抜けながら、ようやく今のペースに落ち着いてきました。
どの年も決して平坦ではありませんでしたが、
この約9年は、「誰かのお役に立つこと」と「自分や家族の暮らしを整えること」が少しずつ噛み合ってきた期間だったと感じています。
次の約9年が終わる頃には、長男は20歳を超え、次男はほぼ成人です。
子育ての後半戦、子どもと過ごせる時間の終わりを意識しつつ、
「次の9年をどう使いたいか」「その中で、自分はどんな生き方・働き方を選びたいか」を改めて考えるようになりました。
新しい挑戦も視野に入れ、このタイミングで「自分が何者で、どんな価値観で、誰のためにどんな役に立ちたいのか」をあらためて言葉にしておきたいと思います。
いまの自分の仕事
私は、教育コンサルタント&ライターです。
子どもの「いいお顔」「好きなもの」「特性」を起点に、
「教育情報の収集と活用」をひとつのプロセスとして構築し、
保護者の方が家庭の中で実践を回していけるようサポートする教育コンサルティングと発信を行っています。
私が見ているのは学校だけではなく、家庭・地域・オンライン・趣味・メンター・本など、子どもが関わるあらゆることです。
そんな複数の「居場所」を束ねて、その子が育つ環境全体を一緒にデザインしていきたいと考えています。
関連の資格として、JAOS認定留学カウンセラーと初級教育カウンセラーを取得し、今も研鑽を重ねています。
自分自身の子ども時代から親になった今までの当事者経験と、
留学&教育カウンセラーとしての実務経験を組み合わせ、
「理論」と「現場」と「経験」を行き来しながら発信を続けています。
大事にしていること
私は、学校や教育法の「良し悪し」を判断するよりも、
「この子は、どんな環境やどんな居場所の組み合わせだと一番伸び伸び育つか」を見ていくスタンスを大事にしています。
ゴールから逆算して計画を立てるというよりも、「いまこの子が置かれている状況から一歩ずつ積み上げていく」ボトムアップ型の伴走者です。
そのため、日本/海外、公立/私立、インター、ボーディング、オルタナティブスクール、大学など検討する選択肢が変わっても、
「うちの子に合うかどうか」を考えるものさしは変えずにいられるようにサポートしています。
また、課外活動や実績づくりを「前例に合わせて積み上げるチェックリスト」ではなく、
「子どもの好きや得意から小さく始めて、試行錯誤を重ねていくプロセス」として一緒に整理します。
住んでいる地域や予算の制約があっても、「今の条件のままでも、これならできそう」という具体的な一歩を見つけます。
そして、一度きりの答えを渡すのではなく、「どう情報を集めて比べるか」「何を大事に選ぶか」という考え方そのものを共有していきます。
子どもの成長や世の中の変化に合わせて、保護者自身が何度でも選び直せるようになることがゴールです。
こうなってほしい
私は、私のコンテンツや相談に触れる保護者や教育者の方が、
「うちの子はこんなときに一番いい顔をする」
「こういう環境だと調子がいい」
ということを、一人ひとりの言葉で説明できるようになることを目指しています。
その結果、「この学校に入れなきゃ詰む」「みんなと同じことをしていないと不安」という感覚から距離をとり、
むしろ「わが家はこれを大事にしているから、この選択をした」と納得しやすくなります。
子どもにとっては、日々の好きなことや小さな活動が、将来の出願や面接のためだけではなく、「自分で選んで続けてきた歩み」としてつながっていく自信を持ちやすくなります。
その積み重ねは、進路選択の場面だけでなく、「自分なりのペースで学び続けていい」という安心感や、自分のストーリーを語れる力にもつながり、自立を後押しすると考えています。
時間やお金、場所といったリソースが限られているご家庭でも、「今の条件の中で、どこを少し変えると良さそうか」「どの居場所を増やしたり、整理したりすると楽になるか」が見えやすくなります。
いわゆる「親ガチャだから仕方ない」「情報が多すぎて考えるのをやめたい」という感覚から離れ、
自分たちなりに選んだ一歩を積み重ねていけるような土台を、一緒につくっていきたいと思っています。
これから発信したいこと
これからの発信では、次の3つを軸に、「自分の家庭ならどう応用するか」を一緒に考えられるようにしたいと思っています。
- 子どもの「いいお顔」「好きなもの」「特性」から始める
- 「情報収集と活用の7つのステップ」で子どもの環境をデザインする考え方
- 私の当事者ストーリーと、そこから生まれる問い
まずはブログやnoteで、価値観が合いそうかを確かめてもらえたら嬉しいです。
もっと腰を据えて一緒に考え続けたい方には、noteメンバーシップというかたちで「判断軸を育てる学びの場」も開いていますので、気になったタイミングで覗いてみてください。

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